可変抵抗器

 アイテム解説  ー パーツ解説 

概要

 可変抵抗器は、つまみを回すことで抵抗値を調整することができるパーツです。
 別名「ボリューム」とも呼ばれ、ラジオやオーディオ機器の音量調整などに良く使われています。
 DIYでも気軽に扱うことができるパーツです。

種類・入手について

最大抵抗値

つまみを最後まで回したときの抵抗値は、100Ω~1MΩ程度の製品が販売されています。
100Ω・200Ω・500Ω・1kΩ・2kΩ・5kΩ・10kΩ・20kΩ・50kΩ・100kΩ・200kΩ・500kΩ・1MΩ
↑ このように「1・2・5」の付く抵抗値の製品が多く販売されています。
10kΩ や 1kΩ のものは使用頻度が高いので、在庫を持っておくと便利だと思います。

カーブ特性

AカーブBカーブ・Cカーブ
Bカーブは「つまみを回す量」と「抵抗値」が比例して変化します。
Aカーブは「つまみを回す量」と「抵抗値」が富士山の稜線のように変化します。(今度、図を作成します、、、)
オーディオの音量調整では Aカーブの方が使いやすい場合が多いです。

回路数

1連2連
1連のものが多いですが、ステレオの音量を調整したい際などは2連の製品を使います。

スイッチの有無

スイッチ付きの製品もあり、用途によってはとても便利です。

抵抗器の大きさ()

本体の直径が16mm(許容電力0.1W)程度のものがポピュラーです。
より大きな電流を扱う必要がある場合には、「レオスタット」と呼ばれる大きな可変抵抗器を使うこともあります。

その他の種類

半固定抵抗器という小さな製品もあり、主に基板内での微調整に使います。
・つまみ部分がギザギザの製品と丸い製品があります。
・直線スライド式の製品もあります。
・カーブ特性がAカーブよりも極端な「Dカーブ」という製品もあります。

入手について

秋月電子、Monotaro、Amazon などで簡単に入手することができます。
価格は1個 \60 ~ \200 程度です。

ポイント

・一般的に3本の端子が出ており、真ん中の端子が可変部分です。2本で使う場合と3本で使う場合があります。
・小型の可変抵抗器で、モーターの回転を直接制御するなど、大電流が流れる使い方をすると焼き切れてしまうので、注意が必要です。

その他

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