
概要
6mmのボルトにエナメル線を巻いて、電磁石を作ってみました。部品さえあれば比較的簡単に製作することができるので、ぜひ試してみて下さい。
使用したもの
工具
・ はんだづけ関連工具一式
・ カッター
・ ドライバー
・ カラー油性マジック
消耗品
・ ビニールテープ 少々
・ 強力両面テープ 少々
・ 電線 少々(赤・黒)(0.3sq程度)
・ リード線 少々
パーツ
名称 | 仕様 | 数 | 入手先(例) | 備考 | パ |
---|---|---|---|---|---|
土台の木 | 89x19x220 | 1本 | ダイソー | 適当なもので良い | + |
方位磁石 | 1個 | ダイソー | + | ||
マイクロスイッチ | 2個 | Amazon | 2 | ||
電池BOX | 単3x1 | 1個 | 秋月100220 | 3 | |
ユニバーサル基板 | 1枚 | 秋月108242 | 3 | ||
セメント抵抗 | 5W1Ω | 1本 | 秋月104067 | + | |
結束バンドベース | 1個 | 秋月109860 | 3 | ||
エナメル線 | 0.8mm | 300mm | 秋月109584 | 3 | |
ボルト | M6x30 | 1本 | ホームセンター | + | |
結束バンド | 150mm | 1本 | ホームセンター | 2 | |
タッピングねじ | 3x12 | 4本 | ホームセンター | 3 | |
ナット | M4 | 2個 | ホームセンター | 適当なもので良い | 3 |
電池 | 単3 | 1本 | ホームセンター | 2 |
製作手順
パーツや工具を揃える

↑ 集めたパーツです。( 汎用的なものばかりなので、ちょっと多めに買っておいても良いかと思います。)
コイルの製作

↑ ボルトにエナメル線を巻きます。

↑ エナメル線は300mmにカットして使いました。

↑ 端からコイルを巻き始めます。

↑ キレイに巻くことができました。

↑ 電線を120mmにカットします。

↑ 電線の両端の被覆を2mm程度剥きます。

↑ エナメル線に予備ハンダを行います。(はんだの熱で、表面のエナメルは溶けてくれます。)

↑ 同じく予備ハンダを施した電線をはんだ付けし、コイルの完成です。
基板の製作

↑ 電流を正逆どちらからも流せるように、制御基板を製作します。

↑ この基板の場合、裏面がブレッドボードと同じパターンになっているので、配線がとても楽です。

↑ Amazonで販売している定番のスイッチです。安価で基板にも挿せるので便利です。

↑ スイッチを基板に載せてはんだ付けします。(浮かないよう注意)

↑ 抵抗の足をラジオペンチで曲げます。

↑ 抵抗を取り付けます。

↑ 3本のリード線を作り、回路を作ります。

↑ 余分なリード線を切ります。

↑ 回路が完成しました。
電池BOXのはんだ付け

↑ 電池BOXと120mmにカットした電線を用意します。

↑ 電池BOXの端子表面をカッターで軽くこすります。(そのままだと、はんだがなかなか乗らないため)

↑ 電池BOXと電線に予備ハンダを施します。(電池BOX本体が溶けやすいので注意)

↑ 電池BOXに電線が付きました。(リード線付きの100221を買った方が良かったかも知れません総
総組み立て

↑ 製作したユニットを集めます。

↑ とりあえず置いてみて、バランスの良い配置を考えます。

↑ 板の中心に線を引いた後、端から 20・55・120・160 に印を付けました。

↑ 3つのパーツは両面テープで固定します。

↑ 先ほど付けた印に合わせて接着します。結束ベースはタッピングねじで補強しました。

↑ 電磁石を結束バンドで取り付けます。(後ほど、写真より少し左に移動させました。)

↑ 基板に4本の電線をはんだ付けします。

↑ この後、M4ナットをスペーサー替わりにして、タッピングねじで基板を固定しました。
完成・まとめ

組み立てが完了しました。スイッチを押して方位磁石が動作するかチェックしてみましょう。
(はじめてスイッチを押した際、全く動かず困りました。原因は電池BOX内の接触不良で、ラジオペンチで端子を挟んでやるとすぐに治りました。)
できるだけ特殊な部品を使わないようにして製作しました。中学校や高校で1台作ってみてはいかがでしょうか?