概要
エアシリンダはそのまま動かすと、動きが速すぎて使いものになりません。
そこでスピードコントローラーを取り付けて適切な速さで動くように調節します。
呼び方
・スピードコントローラ
・スピコン(略称)
種類・入手について
メーカー・ブランド・販売元
PISCO・SMC・AirTAC・Monotaro・Aliexpressの格安品 等々
種類
メーターアウト ・ メーターイン ・ 両用(ユニオン型)
スピコンには、メーターアウト ・ メーターイン ・ 両用(ユニオン型)の3種類があります。
一般的な「複動型のエアシリンダ」は「メーターアウト」のスピコンを取り付け、排気側で速度の調整を行います。
若干特殊な「単動型のエアシリンダ」は「メーターイン」のスピコンを取り付け、吸気側で速度の調整を行います。
ユニオン型のスピコンは取り付ける向きで「メーターアウト」・「メーターイン」どちらにもなるので便利です。
接続チューブ径
4・6・8 等々
配管ネジの種類
M5・R1/8・R1/4 等々
DIYで扱うエアシリンダはM5が最も多く、R1/8も時々使います。
(ユニオン型の場合は両側がワンタッチ継手なので、ネジはありません。)
その他
・色は黒やグレーなどがあります。
入手について
商社さん・Monotaro・各種通販 などで入手できます。
価格
一個あたり \300 ~ ¥600 くらいです。
おすすめと在庫について
僕は AirTAC(台湾メーカー) の PSA4D(ユニオン型)や PSL4M5AD(メーターアウト型) をよく使っています。(Monotaroで購入しています。出荷時間が「8日以内」と長いので、ある程度まとめて注文しています。)
配管サイズが 1/8 や 1/4 のエアシリンダもありますが、それぞれのサイズのスピコンを在庫するのは大変なので、この場合、テーパー用のワンタッチ継手を取り付けた先に「ユニオン型」のスピコンを付けて使うことが多いです。
使い方
エアシリンダの両側に1つずつ取り付けて使います。(単動型の場合は片側だけ)
調整部にネジが2重に付いていて、「上が調整用」「下が調整後のロック用」です。
その他
関連パーツ
・似た製品で「スロットルバルブ」というものがあります。「スピコン」が片方向の流量のみ調整するのに対し、「スロットルバルブ」は両方向の流量を調整します。外観がそっくりなので間違えないよう注意してください。