
概要
エアシリンダを電気信号によって伸縮させる際には「電磁弁」を使用します。
この機器の内部には空気の流れを変える「弁」と、それを動かす「電磁石」が内蔵されています。
呼び方
・電磁弁
・ソレノイドバブル
種類・入手について
メーカー・ブランド・販売元
コガネイ・SMC・AirTAC・Monotaro・Aliexpressの格安品 等々
種類
ポート数
2ポート・3ポート・4ポート・5ポート
とりあえず「5ポート」の電磁弁を用意しておけば万能です。
エアシリンダが「複動」でなく「単動」の場合は3ポート弁でもOKです。
弁の仕様
大きく分けて、2位置・3位置 があります。
特殊な場合を除き、DIYでは「2位置シングルソレノイド」を使うことが多いです。
電磁石の方式
パイロット式 と 直動式があります。
パイロット式は弁の切り替えを「電気 + 空気圧での補助」で行います。(こちらの方が一般的です)
扱う空気圧が 0.2MPa 未満の場合や真空圧を使う場合はパイロット式では無理なので、電気のみで弁の切り替えを行う「直動式」を用意します。
エアチューブ接続部の形状
M3・M5・R1/8・R1/4・ワンタッチ継手一体型 等々
DIYで扱うエア製品はM5が最も多く、R1/8も時々使います。
M3の製品はネジが折れやすいので、基本的には避けた方が良いです。
駆動電圧
DC5V・DC12V・DC24V・AC100V・AC200V
ロボット競技なら 5V や 12V (ラインナップに無い場合もあります・・)
FA装置なら 24V
が定番かと思います。
AC100V 以上は DIY では危険なので、あまり使わない方が良いと思います。
大きさ・重さ
据え置きで使う場合はあまり気にしなくても良いですが、ロボット競技などで使う場合は、コガネイやSMCのコンパクトで軽量な製品が便利です。ただし¥6,000前後と高価なので、別の製品で妥協する手もあります。
その他
・複数の電磁弁が連結された「マニホールド型」もあります。
入手について
商社さん・Monotaro・各種通販 などで入手できます。
価格
一個あたり \6,000 前後が相場かと思います。
台湾製などは \2,000 前後でかなり安価です。
おすすめと在庫について
僕は AirTAC(台湾メーカー) の 4V110M5F をよく使っています。
使い方
「空気圧源」「エアシリンダ」「電気回路」それぞれに配管・配線をして使います。