Arduino 互換機について

 アイテム解説  ー パーツ解説 

概要

 Arduinoはイタリア製の純正品のほか、中国製などの互換品が多く販売されています。
 Amazonで探すと多種多様な Arduinoがあり、どれを選べば良いのか分からず困ることが多いです。

 参考までに、今までいろいろ購入して分かったことを、ざっくばらんに書いてみようと思います。 

 ※ 2025年時点の個人的な感想で、間違いや状況の変化はあると思います。あくまで、参考として使ってください。

説明

Arduino の種類は?

 Arduinoの中で最も代表的な製品は、「Arduino Uno」です。多くの書籍やネット記事で、Unoが使われており、初心者向けキットに付属しているのも、Uno のことが多いです。(Unoはイタリア語で「1」だそうです。)
 次に、Unoを機能ほぼそのままでコンパクトにした「Arduino Nano」、Unoでは入出力が足りない場合に使う「Arduino Mega」も有名です。

 この3種類が特に有名なので、覚えておいてください。

 このほかにも「PCとの連携ができるもの」「Wifi機能を搭載したもの」「より高性能なチップを搭載したもの」など、いろいろな種類があります。
 また、先に紹介した3種類の中でも様々な後継型や派生型などがあります。

 詳しく掘り下げると長くなってしまうので、別の記事にしたいと思います。

Arduino の互換品とは?

 各種 Arduinoは多くの場合、純正品の他に互換品が販売されています。お金に余裕があれば、純正品を用意するのが一番良いですが、余裕が無い場合は互換品を購入する手もあります。
 ただ、互換品は初期不良や書き込みトラブルがよくあるので、少しの慣れが必要です。また、種類がいろいろあり選ぶのにコツが必要です。

互換品は2つに分けられる  ← <<< 重要 >>>

 互換品は、「16U2チップ搭載」「CH340チップ搭載」の大きく2種類に分けられます。

 純正品は基本的に 16U2チップを搭載しており、WindousのPCそのままでプログラムの書き込みができます。互換品でも 16U2チップを搭載しているものであれば、スムーズに書き込みができると思います。

 注意が必要なのは、CH340チップを搭載した互換品です。このチップは非常に安価なので互換機によく使われるのですが、PCに専用のドライバをインストールする必要があります。作業自体は簡単なのですが、学校関係の場合はインストールに許可申請が必要になる場合があるので、気を付けてください。

 ※ この他に「CP2102」というチップを搭載した互換機もあり、これも別途ドライバのインストールが必要なので注意してください。
 ※ PCに元から、CH340用のドライバが入っている場合もあるようです。

16U2 と CH340 の見分け方

 通販サイトの場合、商品説明に書いてあると思います。
 現物で見分けたい際は、USBコネクタの付近のチップの形を確認してください。
 正方形のチップが「16U2」、長方形のチップが「CH340」です。( Arduino Nano の場合は裏面に付いていることが多いです。)

 ※ ただし、keyestudio等の互換品にたまに使われている「CP2102」というチップも正方形です。

価格・概要 一覧表

 僕の個人的な偏見に基づく一覧表です。(2025年時点)

※1 900円台でいくつか出品があります。不具合のレビューもあるので一応参考にして使うのが良いと思います。
  また、keyestudio の Arduino Uno は、チップがCP2102なので要注意です。

※2 keyestudio の Arduino Mega は、チップが 16U2 の製品と CP2102 の製品があるので要注意です。

まとめ

 予算に余裕が無い場合でも、Arduinoの互換品をうまく活用することで、工作の幅が広がると思います。適材適所でいろいろなArduinoを使ってみて下さい。

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